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サカサマのパテマ

サカサマのパテマ Blu-ray「イヴの時間」のスタジオ六花、吉浦康裕監督による最新作。

若干酔いました^^;
そして、見終わっても変な気分が続いてますw
何かこう上に引っ張られてるような、
見てるものは本当は逆なんじゃないかという感じがする。
酔いがまだ続いてるだけですけど。

「イヴの時間」ほどはのめり込めなかったというのはありますが、
こちらもよかった。
感動して、というのはなかったんですが、
ちょくちょく笑える場面なんかもあったり、
手に汗握る、という感じの場面だったり。
楽しかったです。

不思議な世界だったなぁ。
その世界のことをもうちと詳しく知りたいと思いましたね。
もっとこの世界の話を広げてほしいなぁ、と見ていて思った。
1時間40分でするにはもったいない世界観じゃないかと。
たびたび男を見せたポルタがよかったねぇ。
失恋はドンマイだけれども^^;
そのポルタとジャクが最後に歩み寄っていたのもいいですね。

ほとんど出てこなかったけどカホがどういう子か気になったなぁ。

エイジの父の死。
事故に見せかけて殺された。
そして、それを見守っていたラゴスも。
ラゴスを標本のように残していたのが本当に腹が立つ。

ただ、独裁的に国を治めることで国民を徹底的にコントロールして、
造られた世界に疑いを持たないようになったのはある意味幸せだったんでしょうかね。
本当のことを知らないまま亡くなった人たちは、となるでしょうけど。
これからの人たちは本当に大変でしょうね。

空に落ちていった罪人。
そう教えていたアイガ人がその落ちていった人たちだった、
ということでいいのよね?
彼らは落ちることを免れ地下に潜ることを余儀なくされた被害者の人たちの子孫。
パテマたちは重力をエネルギーにと考えて失敗し、
重力の反転の被害から免れた研究者たちの子孫。

パテマとエイジが一緒に落ちていった空。
あれは造られたもの、ということでいいのよね?
空にあった地上は地下世界に擬似的な本物だと思える空を作り出すための施設だった、
ということだよね?
朝になると熱かったのは地熱とかってことなんかな?

アイガの人たちが空を忌み嫌うように教育されてたのは、
最初は自分たちの足の下にある本当の空に対しての恐怖だったんでしょうけど、
空が造られてからは偽者の空に対してに変わって、
その偽者が彼らの本物の空になってからは地上の空に向けていた感情が
そちらに移った、という感じなんでしょうかね。
そういう本当の意味を知らないままに受け継がれて歪んでいって、
彼らの今があったんでしょうね。

そもそもとしてはどういう原理で重力が反転したのかね?
ってのもあるけど。
戻ることはないのでしょうかね。
それが一番の解決への道だろうけど。
その解決のためにどちらも動かなかったんでしょうかね?
別のことをしようとして失敗して大事故がってなったからどうしようもないんでしょうかね。

これからそれぞれどうしていくんだろう。
パテマとエイジのように互いに歩み寄ってほしいですね。
ただ、やっぱりなかなかに難しいでしょうね。

アイガの人たちは自分たちの見てたものが偽者だと知ることになったわけだし、
地下の人たちにとっては誰にとっても本物の空を見ることになった。
自分たちの罪から空を捨てた地下の人たちですけど、
今の人達にとってそれは遠い過去。
でも、目の前にその空が広がってしまえば、
そこに出て行きたいと願うものでしょうし。
そうなるとアイガの人たちはよく思わないとも思うし。
新しい争いの種になりそうで怖くもある。

それでも互いが歩み寄っていい方向にいってほしい。
同じ人なんだから。


特典映像はサカサマなサカサマのパテマだけ見ました。
もうちょっと短いかと思っていたら30分という結構なボリュームになっていたので、
贅沢だなぁ、と思いました。
他の特典映像だったりブックレットは後で見ます。

最後の手紙はラゴスのものだったんですね。
何て書いてあるのかは読めないけれども^^;

短編小説は少しだけ見てみましたが、始まりになる話みたいですね。
これも後で読もうと思います。




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