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つれづれ、北野坂探偵舎 ゴーストフィクション/河野裕(著) 読了

つれづれ、北野坂探偵舎 ゴーストフィクション/河野裕(著)話が動いていてよかったんだけど、
何だろう。
何でか読んでいて少し退屈な感じがあったんですよね。
里見がメインになりすぎてた、ってのがあるのかなぁ。

せっかくノゾミに変化があったんだから、って感じでしょうか。
そっちをもうちょっと、というところかな?

ただまぁ、次巻が非常に気になりますね。
けれども、次巻の予定がないのでいつ発売になるんだろう?
早く続きを読みたいですねぇ。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
今回は佐々波の昔馴染みの女性で小説家でもある里見の依頼。
屋敷にある絵を探してほしい、ということですが、
そちらは口実のようなものだった。
本当は行き詰まっている小説の相談をしたくて佐々波を呼んだ。
雨坂も、というのは彼女の叔父であり、書評家のカラスの提案だった。

その屋敷は11年前にレイニーから教えられて向かうはずの場所だった。

そして、レイニーとの接触後、気を失ったノゾミは目を覚ますとユキの家に。
海岸からの束縛を解かれたノゾミ。
けれども、次はユキから一定距離は離れられないようになった。
結局どこかに縛られるのな。
でも、何でユキに憑くことになったのか。

ユキが見た夢というのが関係してるようですが、
あの夢は一体どういうことなんでしょうかね。
ブランコという昔飼っていた白カナリアが語っていたことは今後ということなんでしょうけど、
ユキにどういう状況が迫ってくるのでしょうかね。

でもまぁ、ずっと同じ景色に縛られていたノゾミが少しでも動き回れるようになったのは
よかったですね。
本当によかったことなのかはわからないけれども。

今回の幽霊は異質なもの。
お祖母さんの幽霊だってわかった時から何でお祖母さんは死んだんだろう?
と気になってたんですが、
心霊現象を手に入れるために自殺したのな。
そういうのがあると知っていたから。
そんなお祖母さんの心霊現象は紫色の指先が望むものに近いものだった。
で、解決したものの成仏はしない。

里見はみんなから愛されていた。
それは十分わかったけど、その孫のためだけに自殺するなんて出来るもんなんかね。
しかも、騙し続けるために悪役を演じて。
もっと別の方法があったんじゃないかと思ってしまった。
勘違いから始まったことでもあったし余計にそう思った。

ノゾミがカラスから話を聞いたわけですが、
雨坂はそのことはすでにわかっていて、さらに先を見てるんだそうな。
カラスは紫色の指先とは関係してないよね?
なんかあるんじゃないのかと疑ってしまったけど。

今回のことで里見はどう自分の物語を描くのでしょうかね。
ストーリーを最後に引き継いだ雨坂はハッピーエンドとは言い切れない終わり方をしましたが。
ネガティブに向けがちな里見はこの真実を知って、
何か変化が出てくるのでしょうかね。
いい方向に向いていってほしいですが、
そのせいで彼女の魅力が減るようなことになったももったいないけど、
どうなるだろう?

紫色の指先は幽霊を誰もが視覚出来るようにするのが目的みたいですね。
死を終わりにしない。
雨坂はそんな相手にどう物語を描くのか。
雨坂の描くハッピーエンドとは?

次巻が待ち遠しいですね。

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