ぐ~たらにっき
Lazy Diary

カリキュラスの中にいるはずのナギがいなかったのは、肉体はデータ化されてゲーム世界に転送されていたから。
再びゲーム世界に入ることをサワが実践してユウマたちは目の当たりにする。
見たらゲーム世界に入ることがより怖くなりそうですけどね。
得体が知れないから。
ただ、現実世界も異常事態だから些細なことなのだろうか。
再び入ったゲーム世界はベータテスト時と全く異なるものになっていた。
面影はあっても別物という感じですね。
その中で上階に逃げたクラスメイトである二木と再会できたりも。
ゲーム世界に入る前のヴァラクとやり取りしたことで多少の情報は手に入ったが、さらに情報をもらうにはサワを助け出すことが条件だった。
それはユウマたちの目的とも重なるから願ってもないことですけど、ヴァラクがナギを助けたい理由は何があったんだろう。
救ったナギにもクローセルという悪魔はいましたが、そちらが関係しているとしてどういう意味があるのかな。
立場的にヴァラクの方が下になっていそうなクローセルの話し方でしたが。
というわけで、サワに続いてナギにも悪魔が。
そして、それはクラスメイト全員についているだろうとユウマは判断することになる。
トモが教えてくれたソロモンの悪魔の人数を考えれば。
ユウマの悪魔は前回も出てきていましたが、どういった存在なんだろう。
サワたちのように表に出てくることなく力を貸しているのはどうしてなのかな。
ずっとゲーム世界にいたナギは何故あれほど状況を把握していたのだろう。
クローセルが教えていただけなのだろうか。
ゲーム世界ではまたしても強敵と戦いが続くわけですが、最初の時は二木が駆けつけてくれたことで切り抜けられた。
そんな二木に食料を運んでもらうことを頼むが、彼はその約束を守らなかった。
上階のクラスメイトたちの間ではどういうやり取りが行われていたんだろう。
中心となっているのは灰崎なのでしょうけど。
食料だけでなく、ユウマたちが使っていたカリキュラスを破壊したのは二木たちでしょうね。
それだけでは完全に戻ってこられなくなるわけではなかったようですが。
他の戦闘でもカリキュラスに被害は出ているわけですが、カリキュラスはどれくらい残っているのだろう。
戦闘後に見つけた宝箱を二木と共有しなくてよかったのだろうか、と思っていましたが、共有しなくてよかったですね。
最初の街となるカルシナを牛耳っていたのは人間に化けた敵対モンスター。
ある計画のために動いていたということですが、ゲーム世界でも何が起こっているのだろう。
ナギを助ける過程でそれを阻止することになりましたが、オーベンがいなくなったことはどう処理されたのだろう。
というか、情報を教えてくれたおじいさんがどう考えても詳しすぎる。
本当は何者なのでしょうね。
トモが不安要素ですね。
呼び方は戻さなくても良かっただろうに。
色々と明かしていますが、それが仇とならないか心配です。
というか、トモといい、三園といい、ユウマに何かを伝えようとする女の子たちは話を最後まで聞いてもらえませんね。
ユウマも後で確認したりしないから聞けないし。
後で聞いたところでタイミングが悪くはぐらかされるのでしょうけど。
最後は現実世界での戦闘に。
ユウマはどの段階で相手が二木だと気づいたのかな。
オーベンを倒した時のドロップアイテムで危機的状況を切り抜け、自分の悪魔の力を上手く使ってなんとか戦っていますが、人数差もある中で撤退させることが出来るのかな。
二木たちは殺す気で戦っていても、ユウマはそんなことは出来ないだろうから、それも不利な状況ですよね。
ユウマの問いかけに二木は反応するのだろうか。
いいところで終わったので続きが気になりますね。
イラスト:堀口悠紀子
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小学生を選んだ理由はあとがきを読んでなるほどなぁ、という感じでした。
確かに小学生の頃は閉鎖的なところがありますよね。
読んでいて小学生という感じはあまりしなかったですけれども。
サワに関しては何周目かの今という感じなのかな。
それが一番しっくり来るけど。
強制終了後に起こっていたことというのは何なんでしょうね。
ユウマはうっすら何かがあったように感じているようですが。
サワはそこで何かを選択した、ということになるのかな。
ただ、死にかけたユウマが話した相手というのもいるから、そうとも限らないのかな。
サワが話さなかったことに繋がる変化であろう最後。
ユウマに改めて話せる余裕はあるのかな。
時間であったり、ユウマの気持ちの余裕が。
モンスターに姿を変える人とそうではない人との違いというのは何があるのだろう。
最後の部分だけを見たら大人だけ、とも考えられるけど、最初に出会ったのが同級生ですからね。
人間とは思えないスミカの変化は元に戻せるのかな。
スミカとしての感情が残っていないわけではないみたいですけど。
それはユウマが契約したからなのか、その前からだったのかも気になるところですね。
モンスターになった自分がしたことを覚えているのだろうか。
モンスターへの変化もあるけど、そもそもいない人というのはどういう状態なのかもありますね。
ナギは一体どうなっているのだろう。
サワもそれは予想外だったような反応でしたし。
モンスターとはまた違う変化というのもありそうですね。
サワの変化とスガモの変化は同じところにあるのだろうか。
投票の偽装はノイズから確実に起こっていたことだろうしね。
スガモに関してはそれ以前の問題だろうとは思うけど。
面白くなかったわけではないですけど、何でこのタイミングで新シリーズなのか、
という気持ちはあったかなぁ。
あとがきに書かれてはいましたけど、それを読んだ上でも何でなのか、とは思った。
どれか終わってからの方が良かっただろう、と。
次巻でそういうのを吹き飛ばすくらい楽しめるといいけれど。
イラスト:堀口悠紀子
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というわけで、本作は短編集となっていて6つの話が描かれています。
表紙から現代の話はないのだろうと思っていたので、最初の話が現代のことで驚いたりも。
デビュー作の話も含まれていたわけですが、「からくさ図書館」がきっかけで仲町六絵さんの作品にハマったので、今もそれより古い作品は読んでいません。
読もうとは思っていますけど、長い間小説を読まなくなっていましたからまだ先のことになりそう。
そんな中でのデビュー作に含まれていた作品を読んで思ったのは、もしかしたら「からくさ図書館」に出会っていなかったかも、というところですね。
好きではない部分が少しあったため、他の話次第では少し状況が変わっていたかも、と思った。
面白くなかったわけではないですけどね。
どうなっていくのか、とその後が気になりましたし。
「つばさの結婚指輪」は不思議な話だったなぁ。
結末がまさかだったことも含めてとても良かった。
「鬼女の都落ち」はそういうことか、という感じでしたね。
仏師は避けようとした繋がりに戻っていましたけど、倫正の方はどうなったんだろうなぁ。
桐御前は人である倫正を愛しているわけだから、仏師の言うように鬼になることは望んでいない。
本人もそれを言ってますしね。
その上で倫正はどう選んでいくんだろう。
「オロチと巫女」は里長の最期はなるべくしてなったことですね。
里長は何でそんなに狂ったんだろう。
ミワはどういう存在になったのかな。
最後の話は最初の話だけでなく「オロチと巫女」が繋がるもの。
「オロチと巫女」も繋がってくるとは思っていませんでしたね。
踊った珠理に対して蛇とミワたちが姿を見せたのはどういう意図があったんだろう。
2人は踊らないべきだと考えたわけですけど、2人の表情を思うと別にそういうことでもないように感じられた。
凛々子は母親と同じような変化が出てきたみたいですけど、完全に狸になることはないのかな。
子供が一人暮らしを初めて相手を見つけるまで時間が経っても隠し続ける修司がすごいな。
しっかり愛されているという気持ちが伝わっているし、伝えているからなのでしょうね。
そんな両親を知った凛々子が珠理とどんな人生を歩むのか楽しみですね。
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芳舟は自分の年齢から心のない式神を、という風に考えていましたが、奥さんが話していた猫という姿に。
時間の長さは関係なく宝玉はきっと幸せな日々を過ごすでしょうね。
それだけ大切に想うことがわかっているからこそ最初の話になるわけですから。
式神を持つ過程でそれぞれ宝剣の霊の話だったり、泡魂というその地に強く残る想いに触れたりも。
そして、土地を守る山犬に説明したりも。
夜雀に山犬という組み合わせは同じでも雰囲気が全く異なっていましたね。
晴人の友人の話では久しぶりに道なしに触れられていたので懐かしく感じたなぁ。
本を使うのかと期待しましたが、そこまでする必要はなかったようですね。
昌和を発端としたイワナガ様との約束。
晴明も参加した親族会議というのはすごいなぁ。
で、昌和が交わした約束を破った場合どうなるのか、というのがはっきりしていないことが問題になったりも。
昌和の人の良さが出ていた感じですが、一族に関わることだから曖昧なのは良くないですね。
確認しに行ったのだろうか。
その場ではそれぞれの判断でということにはなっていましたけど。
桃花の登場を楽しみにしていましたが、相変わらずというか若干ぐいぐいいく感じが増しているような気もしました。
ただ、晴明からの教えが続いているからなのでしょうけど、丁寧にすべきところは丁寧にと短い中にも色々な成長が感じられたかな。
観覧車に乗った話がそのまま描かれるのではなく、晴明から聞けたのが違った視点になるので良かった。
どんなやり取りがあったのかは読めるなら読みたかったですが。
茜の正体に気づいた晴人。
けれど、それを茜本人に確認しようとは思わない。
額田王ではなく今の茜への恩があるから。
総領としても現代に生きる陰陽師たちが茜の正体に触れないよう水月に頼んだ。
芳舟くらいしか気付ける人がいないだろうし、その芳舟も言いふらすような人ではないでしょうしね。
子供がいない芳舟の後継がどうなるのか気になるけど。
大変な仕事を続けてきていたわけですからね。
「からくさ図書館のある京都」のシリーズとしてはまだ続いていきますが、
晴人と茜をメインにした「あなたと式神、お育てします。」はこれで最後に。
再び篁をメインにしていくらしい。
それはそれで非常に嬉しいですけど、このシリーズも良かったので2冊でというのは寂しさがある。
晴明が行っている結界の修復は終わっていないので、晴人たちも出てくるでしょうけど。
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これまでハッキリとしたことが描かれていなかった茜が中心にいるため、茜のことをどういう風に触れていくのか楽しみですね。
そんな茜は京都の結界を修復する晴明に頼まれて陰陽師と式神を育てることに。
桃花と行ったさきがけ祭は終わったもののまだまだ先は長い。
次の段階では京都の内外で陰陽師を育てる必要があるそうで、
その一人目として選ばれたのが晴明の子孫で桔梗家の総領である晴人。
桃花と同じように茜のところの小物を苗床として使っていくわけですけど、
育てていくことも含めて茜に任せたのは何故なのか。
それでなくても忙しいのだろうとは思うけども。
というか、「おとなりの晴明さん」で出てきた話が広がっていくわけじゃなかったんですね。
基本的には晴人の視点で描かれていくのでしょうけど、他の陰陽師の視点でも話が動いたりも。
晴明の子孫に大きな影響を与える事件を起こした昌和。
その事件の直後に親族会議で赤べこを渡してくれた那月。
3人が新たに式神を育てていくことになるわけですけど昌和の式神が面白かったなぁ。
那月がくれた赤べこと息子が好きなトミカの救急車のデザインが反映されるというね。
しかも、呼び出すには詩を読んでほしい、と。
年長者が若い人がしそうなことをしているのがなんだかおかしかった。
晴人は自分からお目付け役となった観世稲荷の御使いの水月にそっくりな白い狐。
那月の兎は意外性はなかったものの金色というのは驚きました。
最後に少し出てきただけなのでどういった性格の子なのかな。
晴明の子孫を見守っていたイワナガ。
けれど、幼い昌和が神様の力を自分が使えると勘違いして過ちを犯した。
それをきっかけに晴明の子孫は20歳前後まで神や仏との接触を絶たれることになった。
相手の先生も傷つけてしまったこともありましたし、仕方のないことですね。
昌和がたまたま最初だっただけで時代が進む中で考え方は変わっていくことを思うと、
同じようなことはいずれ起こっていたでしょうしね。
むしろ真面目な昌和が問題を引き起こしたことは子孫たちにとっては救いだったんじゃないかと思える。
というわけで、イワナガが呪を解くための条件として昌和の式神と美味しいお酒。
それから一番大変なのが子供たちへの教育。
二つは示すものがありますけど、三つ目はどのようにして証明するんだろう。
星乃は後に出てくる那月の姪だったんですね。
彼女が式神を持つ日は来るのだろうか。
イワナガとの約束である教育という面で見たら彼女は不十分ですよね。
彼女なりの良さはもちろんありますけど。
むしろ星乃が成長することでイワナガへの証明になるのだろうか?
晴人は星乃と自分の繋がりを知ったわけですが、次に相対する時はどういった反応になるのかな。
足が生えて疾走するこけしの姿を想像したら非常に怖かった。
落ち込む茶室神。
茶室ということは宗旦狐が出てくるだろうと思いましたが、
ガッツリ絡んでくるわけではなく最後に少しだけというのが意外でしたね。
しかも、宗旦狐のもとに向かう途中で無事に力を取り戻したりも。
人に愛され続けたことで生まれた神様には今を生きる人の言葉が一番届くということなのかな?
その中で晴人は茜の仕事の手伝いとして那月の苗床を選ぶことに。
いくつかを見繕うことになったわけですが、那月ではなく晴人が行うことに
何か意味はあったのだろうか、と気になった。
まだまだ始まったばかりという印象が強い終わり方だったので続きが非常に楽しみ。
茜のことにどれだけ触れるのかというのもありますしね。
晴明は登場していたものの桃花は出てきていないので、今後どういった形で出てくるのかも楽しみ。
からくさ図書館も登場していましたが、それほど篁らしい部分は出ていなかったように思いますが、それでも晴人は何かを察したりも。
水月は白い狐で御使いではありますが、「神様の御用人」の黄金が浮かんできた。
近いうちに最後まで読みたいですね。
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「からくさ図書館のある京都」のシリーズとしてはまだ続いていくようで楽しみですね。
というか、現時点で茜をメインにしたであろう新刊は出ているので読むのが楽しみです。
桃花にも式神を持つ日が来るのか、という感じでしたねぇ。
陰陽師として修行をしているとはいえ、そこから式神をという風には考えていなかったなぁ。
桃花自身も言っていましたけど、もっと先の話だと思っていました。
結び桜のかんざしに式神を宿らせることに。
名前は和歌から取ることに。
最終的には晴明への初恋の想いが込められた名前になったわけですけど、
晴明が不満そうだったのがいいですね。
桃花として次の恋に前向きになっている想いも込められていたわけですけどね。
そんな桃花と合わせて奈良の陰陽師であるシノブにも式神をということで登場したりも。
シノブとゆかりの関係を羨ましく思ったことが恋に前向きになるきっかけでもあった。
二人の話も続きが読みたいですねぇ。
シノブにはどんな式神が生まれたのかも気になりますしね。
双葉が協力してもらった和歌にまつわる神様の御使いの二人と薄緑の因縁の相手との戦い。
因縁の相手と戦う薄緑を助けるため桃花が和歌に力を乗せて協力する。
冬のさきがけ祭の協力者として飯綱権現と飯綱狐がやってくるが、
飯綱狐に異変が起こっていた。
ここでも桃花が活躍することになるわけですが、その中で式神が姿を見せることになる。
自身が晴明にフクロウへ変えてもらった時に似た姿。
そこに名前の由来となる百日紅の花のような真っ赤な嘴を。
飯綱狐に力を分け与えることに。
初花は成長していく中で双葉のように人の姿にもなれるようになるのだろうか?
もちろん桃花の成長も必要でしょうけども。
西王母の桃。
晴明は約束通り受け取るわけですが、多く実がなった時にシノブに受け取らないかと提案していた。
専門学校やゆかりとのこと、そこに霊薬を受け取るという心構えは出来ていない。
まだ早いと断ることを選んだ。
晴明も無理に渡すつもりはなかったわけですけど、
そういう風に自分をしっかりと持っているからこそ提案だけはしたのでしょうね。
そんな桃ですが西王母は近くで見守っていた桃花と初花に渡そうとする。
晴明はそんなことを頼んでいなかったわけで西王母の気まぐれ。
桃花に人の子としての時間をという晴明。
そして、桃花自身が答えを出す。
桃が腐るようなものではないと確認して、晴明が生み出す東王父に渡してみては、と。
西王母にその考えはなかった。
生まれたばかりの東王父を自分が守っていくものだと考えていたから。
というわけで、西王母は残っていた2つの桃を東王父に使うことに。
東王父の誕生で西王母にどういった変化が起こるのか気になる。
時子との時間はほんわかとしていていいなぁ。
冬のさきがけ祭。
それを邪魔する蠱毒の長者との戦い。
桃花と初花は直接は参加せず。
双葉のピンチに初花が助けに向かうことに。
それが出来たのはそこまでの修行の成果であった。
初花もそうですけど、初花の修行をするために桃花も修行をしていたり。
受験勉強もある中で並行してってすごいよなぁ。
最後は桃花と初花の二人でお富士ちゃんが見た夢の原因を調べる。
堂宇に積もっていた雪を食べたことで夢を共有してしまっていたことが原因だった。
悪いものじゃなくてよかった。
晴明から用意してもらった守りとなる金色の葡萄をお富士ちゃんの両親に使ったことは、
晴明に話したらどういう反応をしていたのか気になりますね。
桃花のことだから自分ではなく他者を守ろうとすることはわかっていたでしょうけどね。
そんな中で不思議な縁が繋がったりも。
からくさ図書館を知る女性との出会い。
彼女の赤ちゃんに自分が晴明にしてもらったことと同じようなことを桃花がする。
その後でからくさ図書館を知っていることを聞いて驚くことに。
名前を覚えていないし感想にも名前は書いていなかったことが悔やまれる。
本編に登場した人だったのかな。
彼女ではなく旦那さんの方だったりもするのかな?
あとがきで触れていなかったので、読み直さないとわからないなぁ。
非常に気になる。
晴明がいない中で問題を解決していく姿が良かった。
最後は冥府から戻ってきた晴明。
戻ってきたタイミングは入学式当日。
入学式を終えた後にどんな話をしたのだろう。
冥府から戻ってきたというのがしっくり来る晴明の表情がいいですね。
いい笑顔だったのだろうなぁ。
井戸を壊してしまったのも久しぶりだったことに加えて、
桃花の入学式に間に合うように、と現世に戻ることと逸る気持ちがあったのでしょうね。
次のシリーズでは茜にスポットが当たるようですし、そちらも楽しみですね。
シノブがやってきたタイミングで話していたことから話が広がっていくのかな。
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そのために力を借りたのは応挙の虎。
応挙の虎に会いに行った時に西王母に触れていて、それが今巻では軸となってくる話に。
京都の守護にも関係してくる問題なわけですけど、桃花はそれどころじゃない状況になってしまったりも。
自覚した想い。
隠し通そうとしていたわけですが、こういう形で明らかになるのか、という感じでした。
双葉の視覚などを共有して遠い場所の情報を得るために力を使っていた。
あまりに辛そうな姿に1枚だけだと言われていた呪符を2枚描いてしまう。
その理由を説明するためにはどうしても避けられなかった。
端々で気持ちが溢れそうになっていましたし時間の問題ではあったと思いますけど。
心配する気持ちがきっかけというのが桃花の優しいところが出ていて良かった。
そんな桃花の気持ちに対してはっきりと応えることが出来ないと伝える晴明。
けれど、一方で桃花の望みを叶えたいと動いていることも明かした。
桃花は陰陽師のことだろうと考えていたわけですが、
そうではなく堀川晴明としてともに過ごすことだったんですね。
年間100日ほどは冥府に戻らなければいけないものの、それ以外の時はお隣さんであり続ける、と。
晴明としてはそれをどういったタイミングで伝えるつもりだったんだろうと思った。
京都の守護に関することが落ち着いたら話すつもりだったのだろうか。
そして、晴明としては珍しく自身で歌を詠んだ。
桃花の名前を呼ぶ時にどんな想いを込めているのかを。
晴明の気持ちを聞いたことで桃花の気持ちの整理もつくことになる。
好きな想いは変わらずに。
共に老いていくことになるわけですが、その中で桃花の気持ちはどう変化していくのだろう。
篁が冥府での上下関係ではなく、若い頃を見てきた年長者として晴明にしっかりとお灸を据えようとしていたのがいいですね。
桃花は時子との時間を過ごしてそこでどういったやり取りが行われていたのかはわからないわけですが、自分の初恋のことを話したりと自分に関することを桃花に伝えたりしたのは篁とのやり取りもあったからなのかな。
野狐として生まれ変わったお富士ちゃんが可愛らしかったなぁ。
一時的に宗旦狐が預かっていて漸太という名をもらった晴明神社の関守石がお世話をしていた。
そこに桃花も一緒に遊ぶために訪れることに。
晴明に気持ちを伝えた後にはお富士ちゃんに救われたりも。
まんじゅう小僧の話では直史とまどかが久しぶりに登場。
まどかが仕事で苦戦している姿が描かれたりも。
しかし、赤ちゃんは良く見てますね。
そのせいで両親を困らせてしまうことに。
赤ちゃんにしか見えておらず、また賢すぎるがゆえに両親にちゃんとした理由が伝わらなかったというね。
けれど、ちょっとしたアドバイスで無事に解決してよかった。
西王母が晴明との約束を果たすために動こうとするがよどみがあって来ることが出来ない。
そのよどみの正体は村上水軍の船霊だった。
薬研通に続いてここでも織田信長が関係していたりも。
船霊のことでは宗像三女神に助力を求めたわけですけど、女性装束を身につけることになるとは。
薄緑が茶化していたのがまたいいですね。
西王母とのことは次巻へ。
このシリーズは次で最後になるわけですが、どういう終わり方になるのか楽しみです。
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ただ、その途中にも厄介な相手が待ち構えていた。
攻略法を見つけた後は難なく終わらせていましたけども。
蜂を含めてリポップするモンスターなのだろうか。
ALO組は3番目になり、2番目のアポデ組が接触してくることになる。
敵対するNPCを攻略するためにユイをさらおうとした。
ユイのことは誤解してくれていたというか、AIだとは普通は考えないでしょうね。
そんなユイが協力する気持ちがあるとしても、協力するメリットはあるのだろうか。
と思っていましたが、相手のNPCのことが気になった。
それは旧SAOに関係すること。
前にもありましたけど、プログレッシブで描かれている話かな。
原作ではなく映画の方が反映されている感じだろうか。
いつ見ようかな。
ラスナリオでの問題はどうなるのでしょうね。
エギルが懸念していることは起こり得ることだろうし。
スパイなんかも出てきたら、安全な場所として保つのはより難しくなるでしょうし。
アポデ組と今回のことで休戦協定が結べてもそれほど変わらないでしょうしね。
キリトという有名人がいる限り注目されるのは必然のようですから。
ただ、そういったユナイタル・リングの問題を解決するよりも大きく緊急の問題がアンダーワールドで起こってしまう。
キリトとアスナは時間通りにログアウトになったわけですが、アリスは別として残っていた。
しばらくは穏やかな時間が過ぎていた。
けれど、そう長くは続かなかった。
整合騎士の復活をするかどうかの判断を星王としてのキリトからアリスたちに託されていた。
ログアウトすることになったとはいえ、キリトたちがいる間に伝えなかったのはエアリーの判断だったのかな。
ロニエたちは復活させるべきだと判断した。
これから起こることを考えると整合騎士という上位に位置する存在は必要不可欠になる。
まさしく、それが起こってしまったわけですけどね。
出来ていた復活液でとりあえず起こそうと考えなかったのは何でだったんだろう。
駆けつけたキリトはすぐに使ったようですし。
アリスが懸念していたエアリーにも当てはまる記憶の問題。
それはキリトが優先的に解決できるように動いていて圧縮する術が出来ていたんですね。
データとして管理されているわけだから可能なのは納得ですね。
出来ると考えても実際に行うのは怖かったでしょうけど。
というわけで、カセドラルを襲った大型機竜。
狙いはエオラインだったようですけど、その中心に立つのは西帝国の皇帝の子孫だった。
描かれていないアンダーワールドの話の中で戦った相手になるわけですが、
生き延びていた人がいたのか、そもそも隠されていたという感じなのかな。
そもそも本当に子孫なのかどうかはわからないところですけど。
そんな男とコウガは共に行動していることになるようですが、上下関係があるようなものなのか。
目的が同じだから協力しているだけといった感じなのか。
どうなのでしょうね。
ロニエとティーゼの成長した姿が描かれていたのがよかった。
キリトが見たらどういった反応になっていたのか気になりましたね。
ラースからではなく自宅にある何かを使って駆けつけることになったキリト。
菊岡が準備してくれていたものが役に立ったようですが、どういったものなのかな。
小型、簡易化したものだろうとは思うけど、オーシャンタートルに接続をラース以外から可能に出来るものなんですね。
その辺りのアクセス制限とかしてそうな気がしていたので意外だった。
別の外部からの接触は現在進行系で起こっているけれども。
小型、簡易化したものであるとしたら制限とかがありそうだけど、今回の戦いでそれがネックになったりするのだろうか。
アスナの方も同じものを受け取っていたのだろうか。
描かれていた中でアスナが受け取っていたのは猫のロボットでしたけども。
アンダーワールドから猫のAIをコピーして持ち出してほしいとのこと。
アスナが受け取ったものとは別で作られることになるようですが、
アスナのもとで育った子はどういった学習をしていくのか気になりますね。
ラースで実験している限りでは二足歩行しようとするらしいけど。
アンダーワールドから持ち出すことに関してはアリスの提案で彼女のフラクトライトを利用して行うことでオーシャンタートルを経由せずにできるのではないか、と。
アリスが提案したというのは驚きですね。
そもそもAIの進化でなぜそんなに大きな違いが生まれるのでしょうね。
アンダーワールドでは猫というか動物になんの違和感もないのに、
現実世界では二足歩行しようとするというのはどういうことなのか。
キリトはアリスを助けた後にエオラインのもとに。
アリスのもとに残ったのは復活したばかりのファナティオだった。
どういう説明を受けていたり、キリトの変化はどういう風に感じているんだろう。
コウガはエオラインを連れ去って何をするつもりでいたのだろう。
キリトが駆けつけたから大丈夫だろうと思うけど。
次巻で何が描かれるのかな。
イラスト:abec
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